会議テーブルはどう選ぶ?ケースに合わせた選び方のコツ
コロナ禍を経てここ数年でWeb会議を行う企業も増えましたが、やはり状況によっては、会議室で行う会議というのは欠かせないコミュニケーションの場にもなっているものです。
そんな会議室で何気なく使われている会議テーブルですが、実は行う会議や会議室の広さなどに合わせて、本当に様々な種類があることをご存じでしょうか。
オフィスの雰囲気に合った会議テーブルを選びたいと考える方も多く、たくさんある会議用テーブルの中から自社の会議室に本当に合うものはどれだろう?と悩む人は少なくありません。今回は責任重大な会議テーブル選びをスムーズに進めるため、ケースに合わせた選び方のコツをご紹介します。
1.会議テーブルの種類
会議テーブルは、想像以上に色や形、サイズ、機能など種類が豊富です。最近ではネットショッピングなどで簡単に商品を見比べることができますから、ますますどれがいいのか迷ってしまうことでしょう。そこで、まずここでは、会議テーブルの種類とそれぞれの特徴について確認していきます。
1‐1.折りたたみ式テーブル
折り畳み式の会議テーブルは、脚を完全に折りたたんでコンパクトに収納できるところが大きな特徴です。例えば毎回会議の参加人数が変わる、会議室で研修会やセミナーを開催する可能性がある場合などに使われます。
比較的軽く動かしやすいので、使わない時は収納しておきたい場合や、人数が多い会議での予備としても人気です。
1‐2.スタック式テーブル
スタック式テーブル、またはスタッキングテーブルと呼ばれ、折りたたみ式と同じく主にセミナーや研修などで使われることが多いです。スタック式の会議テーブルでは天板が折りたためるようになっており、重ねて保管・収納ができます。
足にキャスターがついている商品も多く、移動させて使いたい場合に最適です。
1‐3.ミーティングテーブル(小型)
ミーティングテーブルは比較的小さいサイズのものも多く、大人数での会議より、少人数での打ち合わせや商談などに向いたテーブルです。丸形、角形、しずく型、台形など多様な形の商品が販売されており、組み合わせて会議室に設置できるタイプもあります。
また万が一会議テーブルとして使用しなくなった場合でも、来客スペースや休憩スペースとして再利用できますし、フリーアドレスデスクなどちょっとしたワークスペース用テーブルとしても活用できるでしょう。
1‐4.ミーティングテーブル(大型)
大型ミーティングテーブルは、横長の正方形や丸型の商品が多く、大人数の打ち合わせや商談、会議などに使いやすいテーブルです。他の3種類のテーブルと比べてサイズが大きく作りもしっかりしているため、会議室に常設したい場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
大きな会議室には大型のミーティングテーブルを、広く人がたくさん集まる会議室には折りたたみ式やスタック式テーブルで柔軟に対応できるように、少人数用の会議室には小型のミーティングテーブル、といったように、会議室の使用状況に合わせて探すことで、自然と絞りこんでいくことが可能です。
2.会議テーブルを選ぶ時の4つのコツ
2‐1.参加人数と使用用途でサイズを決める
会議テーブルのサイズは、会議の参加人数と使用用途から適したものを選ぶと失敗が少なくなります。
まず、1人あたり最低でもこのくらいは欲しいと言われる「幅約600mm」を基準として考えてください。最大で何名程度の席が用意できれば良いか人数を確認し、そこからサイズを検討していきます。もう少しゆったり使用したい場合は1人あたりの幅を増やして計算しましょう。
また、研修会などのように横並びで座る想定なのか、それとも少人数の会議のように対面で座ることもあるのかによって、必要な奥行きは変わります。折りたたみ式やスタッキング式は奥行きがあまりないものもありますが、複数組み合わせることで対面で顔を合わせて行う会議でも使用可能です。
2‐2.テーブルの配置から形状を選ぶ
使用用途にも繋がりますが、どのように会議テーブルを配置するのかに合わせて「形状」を選ぶのもポイントです。
例えばセミナーや研修会で使いたいなら、基本的にみんなが講師の方を向くので対面して座る必要がありませんよね。しっかりした会議テーブルというより、どちらかと言えば、横長で奥行がそれほどないものが適しています。1人ずつ座れるような小さなテーブルでもありですね。折りたたみ式やスタック式で軽めのものを選んでおけば、グループ単位で話し合いを行う際など、テーブルの配置を変えるのも楽ちんです。
また、机の配置は部屋の大きさによっても変わります。商品を検討する前に、部屋の大きさと人が通るスペースを考慮しながら、テーブルの形状を決めるようにしましょう。
2‐3.意外と大事!会議テーブルの機能
会議テーブルには、想像以上に様々な機能がついているものです。例えば鞄をひっかけておける「フック」がついたもの。外部のお客様を招いて会議を行う機会が多いのであれば、これはかなり便利な機能です。
また各々がパソコンを持ち寄って会議を行うことが想定されるなら、いつでも充電できるよう「配線ボックス」付きのテーブルをおすすめします。途中で充電が切れてあたふたする心配がありません。
天板の下に配線を束ねて収納できるようなダクト付きタイプや、安全を考え天板のエッジ部分が柔らかな素材になったタイプなど非常に豊富です。複数の機能を備えた会議テーブルも存在しますから、自身の使用状況に合う機能を持ったものを選んでみましょう。
2‐4.色やデザインも大事
サイズや機能ももちろん大事ですが、会議室には社外の方を招く可能性もある以上、あまりにも会社の雰囲気に合わないデザインは避けたいものです。
天板の色や脚の色、配線ボックスカバーの色に至るまで、好みの色で組み合わせられる商品もありますから、床やカーペット、壁紙との相性が良さそうなものを選ぶとチグハグになる心配も少なくなります。テーブルはイスと組み合わせて使用するものなので、イスの色と天板の色を合わせて考えるのも良いでしょう。
3.迷ったら人数・用途・機能、そしてデザイン
どんな会社でも1つはあるであろう会議テーブル。決して安い買い物ではないので、選ぶ立場の人からすれば責任重大ですよね。
会議テーブルを選ぶ際は、何人の人がどんな用途で使用するのか、そしてどんな機能が欲しくてどんな場所に設置するのか。その点がとても大切です。使用目的やオフィスに合う会議テーブルを選ぶことができれば、会議や作業効率もきっとアップするはずです。今回の内容を参考に、ぜひ会社にぴったりな会議テーブルを探してみてくださいね。