会議ラボ
会議とは
2022.12.02

会議の雰囲気をより良くするために、BGMを取り入れる企業が増えています。しかし、BGMの選曲や音量、著作権など、注意点もあるため、正しく導入することが大切です。
本記事では、会議BGMの選び方や導入する際の注意点について、詳しく解説します。また、目的やシーンに合わせたBGM選びのポイントや実例も紹介します。
会議の雰囲気をより良くするために、ぜひBGMを導入してみてください。

1.会議中にBGMが必要な理由

1-1. 会議におけるBGMの効果とは?

会議におけるBGMは、集中力の向上やリラックス効果、コミュニケーションの円滑化など、さまざまな効果が期待できます。
以下はBGMの効果とその理由です。

・集中力の向上
研究によると、BGMを聴きながら作業をすることで、脳の活性化が促進され、集中力が高まるとされています。

・リラックス効果
BGMには、心身をリラックスさせる効果があります。会議中にBGMを流すことで、緊張感を和らげ、落ち着いた雰囲気を作ることができます。

・コミュニケーションの円滑化
BGMが流れている場合、無音状態に比べて会話が弾み、コミュニケーションが円滑に進むことが期待できます。

BGMを活用することで、会議の効率的な運営や、和やかな雰囲気作りにつながると考えて差し支えないでしょう。

1-2. 会議にBGMを導入するメリット

BGMを導入することで、会議の雰囲気を和らげ、参加者のストレスを減らすことができます。

実際に、BGMを導入することで、会議の雰囲気が変化したという例があります。例えば、和風のBGMを流すことで和やかな雰囲気を作り出し、議論が円滑に進んだというケースや、クラシック音楽を流すことで参加者が落ち着いて議論に集中できたというケースなどがあります。

BGMを導入することで会議の雰囲気が良くなり、より効率的な会議が行える可能性があります。

1.3 会議にBGMを導入するデメリット

会議にBGMを導入することで、反対意見を言いにくくしたり、意見の内容を忘れやすくしたりすることがあるため、デメリットもあります。また、BGMの選曲や音量によっては、集中力が低下する場合もあるので注意が必要です。BGMを導入する際には、参加者の意見を聞きながら、適切にBGMを選択することが大切です。

2. 会議の目的に合わせたBGMの選び方

2-1. BGMを選ぶ際のポイント

BGMを選ぶ際には、会議の目的や雰囲気、参加者の属性などを考慮し、適切なBGMを選ぶことが重要です。

例えば、ビジネス会議では、落ち着いたBGMを使用することで、参加者の集中力を高めることができます。一方、プレゼンテーションの場合は、活気のあるBGMを使用することで、参加者の興味を引くことができます。また、多国籍の参加者がいる場合は、国際色のあるBGMを選ぶことで、コミュニケーションの円滑化に役立てることができます。

適切なBGMを選ぶことで、参加者の集中力や興味を引くことができ、より効果的なコミュニケーションを促すことができるでしょう。

2-2. 活用シーン別の会議BGMの選び方

会議の目的や雰囲気に応じてBGMを選ぶことが大切です。例えば、創造性を高めるためのブレインストーミング会議には、軽快なリズムの曲を選ぶのが効果的だと言われています。
一方、重要な意思決定が必要な会議では、落ち着いた雰囲気を作るためにジャズやクラシック音楽などの方が適しているでしょう。
文化や背景に応じて、参加者全員が聴き慣れている曲を選ぶことも大切です。

下記の例を参考に、目的やシーンに合わせたBGMを選んでみてください。

・創造性を高めるための会議:軽快なリズムの曲、例えばジャズやポップス
・意思決定が必要な会議:落ち着いた雰囲気を作るためのジャズやクラシック音楽
・国際会議などでの場合:参加者全員が聴き慣れている曲や、その国や地域の音楽など

3. 会議中にBGMを導入する際の注意点

3-1. 音量は適宜調整しよう

BGMの音量は、会議の目的や内容、参加者の人数や場所に合わせて調整しなければいけません。BGMの音量が大きすぎると、参加者が会話がしにくくなったり、集中力が散漫になることがあります。
一方で、会議の参加者が多い場合や、会議が開催される場所の広さによっては、BGMの音量が低すぎると聞こえない場合もあるでしょう。
BGMの音量は、会議参加者の人数や場所、会議の進行に合わせて調整するようにしてくださいね。

3-2. 著作権について

会議で使用するBGMには著作権があることを認識し、適法な方法で利用することが大切です。著作権を侵害しないようにするためには、使用するBGMがフリー素材やライセンス料を支払って利用が許可されているものであるかを確認し、違法な利用にならないよう気を付けなければいけません。

過去には、有名な曲をBGMとして使用したことにより、著作権侵害で訴えられた例があります。また、クリエイティブ・コモンズなどのライセンスを持つ素材を使用していない場合には、著作権侵害になる可能性もあり要注意です。違法な利用は、損害賠償や罰則などのリスクを伴うため、必ず適法な方法で利用することを心がけましょう。

まとめ

会議にBGMを取り入れることで、雰囲気を和らげたり、集中力を高める効果に期待できることが分かりましたね。BGMを選ぶ際には、会議の目的に合わせたものを選び、音量や著作権への配慮も必要です。BGMを適切に取り入れ、会議をより良いものにしていきましょう。

会議ラボ編集部

会議ラボのメンバーが執筆をしています。
会議の見直しを検討している全ての方へ最新情報やノウハウなどをお届けします。