会議ラボ
会議とは
2022.11.10

最近では、オンライン会議やWeb会議が増え、ビジネスや教育分野での活用が進んでいます。しかし、オンラインでの会議運営には、対面の会議とは異なる注意点や問題点があります。本記事では、Web会議の進め方について、プロの目線から解説します。
オンライン会議でのマナー、映像や音声の問題、コミュニケーションの問題に焦点を当て、それぞれの注意点や解決策について、実例を交えながらご説明します。この記事を読んで、Web会議を円滑に進めるためのコツを身につけましょう。

1.Web会議とは

Web会議は、場所や時間を問わずに多くの人々と効率的にコミュニケーションを取ることができるため、ビジネスシーンにおいて非常に重要なツールとなっています。
2020年にCOVID-19が世界的なパンデミックとなり、多くの企業がリモートワークやオンライン会議を導入することが必要となりました。また、Web会議の導入により、会議参加者の移動や時間と交通費の節約、業務効率の向上など多くのメリットがあるため、Web会議の活用が今後ますます拡大することが予想されます。

2.Web会議の準備

Web会議を成功させるためには、しっかりとした準備が必要です。以下では、具体的な準備方法を解説します。

2-1. ネットワーク環境の確認

Web会議を行う前に、ネットワーク環境を確認し、通信速度が適切であることを確認することが重要です。

2-2. ハードウェアの準備

Web会議で必要なハードウェアは、パソコンやスマートフォン、カメラ、マイク、スピーカーなどがあります。これらの機器が正常に動作することを確認しましょう。

2-3. ソフトウェアの準備

Web会議用のソフトウェアは、参加者がスムーズに参加できるよう事前にインストールし、確認しておくことが重要です。また、近年ではZoomやMicrosoft Teams、Google MeetなどのWeb会議用のソフトウェアが普及しており、それぞれの特徴や使い方についても把握しておくことが望ましいです。

2-4. 映像と音声の確認

Web会議前に映像と音声の確認を行うことで、スムーズな会議を実現することができます。映像と音声の確認は、Web会議の準備段階で欠かせない作業です。事前に十分なテストを行い、クオリティが低い場合は、改善するための手段を検討することが大切です。

2-5. プレゼンテーションの共有方法の確認

Web会議でのプレゼンテーションの共有方法は、一般的なオンライン会議ツールとして使われるzoomやMicrosoft Teams、Google Meetによって異なりますが、主に以下の方法があります。

  1. ファイルをアップロードして共有する方法
  2. 画面共有機能を使用して表示する方法
  3. リンクを共有して参加者に閲覧させる方法

ビデオ会議ツールは多種多様であり、プレゼンテーションの共有方法もツールによって異なりますが、主に上記の3つの方法が一般的に用いられます。
例えば、Zoomでは、画面共有機能を使用してプレゼンテーションを共有することができます。また、ファイル共有機能もあり、PDFやパワーポイントなどのファイルをアップロードも可能です。Google Meetでも、画面共有機能を使用してプレゼンテーションを共有することができますし、Google Driveに保存されているドキュメントを共有することもできますよ。
各ツールの特徴に合わせて最適な方法を選択し、スムーズな会議運営を目指しましょう。

3.Web会議で気を付けること

3-1. オンライン会議でのマナー

オンライン会議でのマナーは、常識的な行動や振る舞いを心掛けることが重要です。具体的には、会議の開始時間に遅れない、カメラをオンにする、マイクをオフにする、周りの環境に配慮する、集中力を保つために他の作業をしない、礼儀正しい言葉遣いや表情、聞き手としての意識などが挙げられます。

3-2. 映像や音声の問題

Web会議で映像や音声に問題が生じることはよくあることであり、それらを避けるためには適切な設定やテストが必要です。また、予期せぬ問題が発生した場合は、迅速に対処し、参加者に説明することが重要です。
下記は問題の実例と対策です。

映像や音声が途切れたり、遅れたりする場合
参加者のインターネット接続速度が低い、Wi-Fiの接続が不安定である、またはハードウェアの問題がある可能性があります。これを解決するためには、参加者が最新のソフトウェアを使用していることを確認し、接続速度やハードウェアの性能をテストする必要があります

・ノイズやエコーが発生する場合
これは、スピーカーやマイクの位置や設定によって引き起こされることがあります。対策としては、適切な位置にスピーカーやマイクを置き、必要に応じてノイズキャンセリング機能を使用することが重要です。

3-3. コミュニケーションの問題

Web会議でのコミュニケーションにおいては、積極的に話を振って参加者全員が意見を述べやすい環境を作ることが重要です。また、質問や意見に対する返答が遅れたり、正確でなかったりすると、会議の進行に支障が生じることがあるため、コミュニケーションのスピードと正確性にも配慮する必要があります。
コミュニケーションの問題が生じた例として、遅れた返答や聞き取りにくい音声によって、意見が食い違ったり、議論が混乱したりすることがあります。また、一部の参加者が積極的に発言し、他の参加者が発言の機会を逸することもあります。これを回避するためには、進行役が交代で決められるなど、発言の機会が平等に与えられるような配慮が必要です。

まとめ

Web会議の準備には、ネットワーク環境の確認、ハードウェアの準備、ソフトウェアの準備、映像と音声の確認、プレゼンテーションの共有方法の確認が必要です。また、注意点としては、オンライン会議でのマナー、映像や音声の問題、コミュニケーションの問題が挙げられます。これらを避けるためには、参加者に事前にルールや手順を伝えることが重要です。
オンライン会議は今後ますます重要になることが予想されます。しっかりと準備し、注意点にも注意しながら、スムーズなオンライン会議を実現しましょう。

会議ラボ編集部

会議ラボのメンバーが執筆をしています。
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