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- まずは御社の事業内容を教えてください。
- 不動産業をやっております。
賃貸の仲介業をメインとしていまして、2022年4月からは売買と管理も行なっています。
現在は社員12名、業務委託4名、代理店の社員5名で運営しており、売り上げとしては月1100~1200万円くらい出ているので、年間で1億円は超えていると思いますね。
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- 2021年5月にすごい会議を導入して変わったことは何ですか?
- まず、売り上げが大きく変わりました。
1年前が約300~400万円だったので、約4倍になっています。
社員に加えて業務委託、代理店メンバーの加入により、社員数は3倍、全メンバー合わせると5倍くらいに増えていますね。
社員が増えたことで様々な変化がありました。
以前は若いメンバーだけだったので、メンバーが増えたことで新しい発想ができるようになったことや、全員が主体性を持ち動くようになったことなどですね。
やはり目的・目標を決めた上で、自分事として全員が捉えて動くようになったので、それが今成果に繋がっているのではないかと思います。
この仕組み作りに1年程注力していたので、今後はこの仕組みを使って店舗展開していきたいですね。
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- 変化した要因は何だと思いますか?
- 2021年10月に社員を5名程増やしました。
当初、会社的に苦しい部分もありましたが、前まで部下を持っていなかったメンバーが部下を持ったり、責任者・管理職・店舗責任者とかになったり、役割が明確になったのですよ。
言われて動くというよりは、自分がやらないといけないという責任感を持ってくれたのかなと思いますね。
新しいメンバーが加わったことで、現状のメンバーが成長してくれたという実感はあります。
それが、1番売り上げに直結した要因だったのではないかと思います。
他にも大きな要因として、みんなが自社を愛してくれていたと思うのですよね。
そういったメンバーが多かったので、いいところをより伝えられて、それが魅力として伝わっていったのではないかと感じます。
入社後にギャップを感じて辞めてしまうこともありますが、弊社は離職率がゼロであり、そこがうちの強みでもありますね。
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- 採用で効果的だったアプローチは何ですか?
- 採用では、リファラル採用と媒体を両方使いました。
リファラル採用でいうと、紹介者に会社から別でインセンティブを支給したり、人員が増えることで昇級し固定給が上がったりする仕組みになっていました。
そういった仕組みの上で、人が増えていったのではないかなと思います。
一方、媒体については応募が殺到してしまったのですね。
女性の転職サイト「Type」という、女性に特化したタイプのものを利用したのですが、女性のみの募集で140名ぐらい応募が来ました。約9割は20代、最終的に採用したのは2名です。
女性が少なかったことや、私としては男性よりも女性の方が強いと思っていますので、強い人を増やしたいという思いもあり、女性特化の転職サイトに目を向けたという背景がありました。
ベンチャー企業でこんなに反響のある会社はないと感じましたし、希少価値が高いのだろうと改めて実感しましたね。
20代しかいない企業は他にはないと思います。
基本的にはリファラルで採用しており、やはり広告をかけないというところも重要であり、うちの強みであると感じます。
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- 代理店がうまくいった要因は何だと思いますか?
- 弊社の中島の知り合いが元々会社をやっていて、不動産業に興味を持ってくれたことがきっかけとなり、一緒に事業をスタートすることになりました。
自分たちにも出来るのではないかと思ってもらえたことが、上手くいった1番の要因なのではないかと思います。
うちの強みとして、圧倒的にお客様からの反響数が多いのですね。
ゼロからイチを作る反響数が圧倒的に強く、今目黒区でいうと1位なのですよ。
理由としては、お客様の立場になって、どういう家に住みたいのかということをしっかりと考えた上で物件を掲載しているという点が挙げられると思います。
具体的なアプローチとして、不動産会社専用のサイトで相場より安い物件を上手く見つけ、それをスーモさんなどに掲載するという仕組み化もできています。
物件を見て鳴るかどうかが分かる人には分かるのですよ。
なので、上手くいっていない場合は物件の目利きができる人に見てもらい、打ち込むようにしています。
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- すごい会議のメソッドで一番印象に残っているものは何ですか?
- 金脈会議(進捗会議)です。金脈会議を週1回やっていたので、目的・目標に対しては全員が自分事にできていました。特に採用には力を入れていましたね。
週1回は採用を検討している方とご飯に行って近況を聞くということが、効果的なアクションプランだったのではないかと思います。
食事の際の会話としては、話の中で仕事に対しての不満や愚痴が出てくるので、「辞めて、次はこういった会社に入った方がいい」というような話をしますね。
そこから具体的にどういう会社がいいかという話になるので、自然な流れでうちの会社をPRできるような質問をしていきます。
連絡を取るところから始まり、アポイントを取って食事に行くわけですから、時間もお金もかかります。
だからこそ、それなりに目的を持って行くことができるのだと思いますね。
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- 前回のすごい会議以降メンバーが増えていますが、どのようにフォローしているのですか?
- 増えたメンバーもしっかりと追いついてきていますね。
金脈会議にも参加して丸4ヶ月くらい経つので、慣れて違和感なく今はやれています。
最初はもちろんできないので、都度止めながら「この型のとおりにやりましょう」と指導していきました。
まだ完璧でない部分もあるので、そこは修正していければいいかなと思っています。
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- 他にも会社としてどういう成果が生まれましたか?
- 週1回の金脈会議を継続していますが、そこで数々の課題が出てきます。
その課題に向けて全員が本気で取り組むことができているので、結果に繋がっているのではないかと思いますね。
課題としては教育や反響、採用などがあるのですが、ひとつひとつの項目に主担当と副担当がいて、その役割をしっかりと果たしてくれているというところが、今1番結果に繋がっているところかなと感じます。
もちろん、役職関係なく全員が主体性を持って取り組めていますし、できていないときは遠慮なく指摘もしています。
そういった点も良い変化なのではないかと思いますね、
他には、2022年12月31日までの戦略的フォーカスを2021年末に決めました。
達成のために、採用と新規出店が必要であることは目に見えています。
採用も人数の量が多いですし、客単価や成約率を上げるということが、戦略的フォーカス達成には重要であると感じています。
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- 現在課題として感じていることがあれば教えてください。
- 不動産の管理や売買も始めているので、そちらも早く成果を残せるようにしていきたいと思っています。
売買の会社に出向している社員がいるので、ノウハウを覚えてもらって成果へと繋げてもらいたいですね。
単価も違うので、一つ軸として持っていると提携している会社様でも売買の提案ができるようになると思います。
そうすることで、会社としての売り上げもかなり伸びてくるのではないかと考えていますね。
教育も課題の1つだと感じています。
10月入社の社員はまだ入社半年くらいですので、個々のレベルも様々です。
1番売り上げている社員もいれば、全然売り上げが残せてない社員もいます。
レベルを全体的に上げないといけないという点は、課題として感じていますね。
教育に関する課題については、仕組みで解決したいと思っていて、いろいろなアプローチもしています。
KPIをいつも出しているので、週単位・月単位で1番売り上げが高い人の講習会をやったり、外部の講習会に行ったりもしていますね。
社内・社外に限らずでも、様々な人たちに会い、いろいろな話を聞いて、取り入れていくことが大切だと思っています。
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- 直近2、3年の御社のビジョン、ここを達成していたら成功という目標を教えてください。
- 飲食事業・民泊事業・不動産業が賃貸と売買それぞれ上手くいっていたら、大成功という感じですかね。
2022年の12月31日までの目標としては、売買・賃貸の店舗が自社でそれぞれ1店舗立ち上がっていること、飲食店の店舗の物件が決まっていることを目標としています。
現時点では良いときで純利益350万、悪い時で純利益160~170万円ぐらいは出ていますが、純利益として2000万円、売上でいったら1億円以上を出すことが目標です。
人が増えて、成果も見えてきているので、目標を達成したいと思っています。
株式会社Sky Beat代表取締役 髙橋 徹
導入1年で売上400%増、社員数3倍。不動産仲介から売買、管理まで手がける企業へ
株式会社Sky Beat
設立:2019年10月
資本金:500万円(2021年7月31日時点)
従業員数:12名
事業内容:不動産仲介業、賃貸物件の仲介、売買物件の仲介、事務所・店舗物件の仲介、不動産開業コンサルティング、不動産開業支援事業、トータルライフサポート事業